18歳成人と女性の婚姻年齢引き上げ
2022年4月1日から成人年齢が18歳になります。
また、これまで女性は16歳で婚姻可能となっていましたが、婚姻可能年齢が18歳に引き上げられます。
これまで未成年者が結婚する場合には、父母の同意が必要でしたが、18歳成人となることとあわせ、18歳になれば父母の同意なく結婚することが可能になります。
なお、2022年4月1日の時点で既に16歳以上の女性は、2022年4月1日以降も、18歳未満でも結婚することができます。
これまで、婚姻可能年齢に男女差があったのは、男女間で心身の発達に差異があるためであるとされていました。
しかし、社会・経済が複雑化し、婚姻可能年齢についても社会的、経済的な成熟度をより重視すべき状況になっています。
そして、社会的・経済的な成熟度といった観点からは、男女間に特段の違いはなく、婚姻可能年齢における男女の取扱いの差異も解消されることになりました。
その上で、高校等進学率が98パーセントを超えていることなどから、婚姻をするには、少なくとも18歳程度の社会的・経済的成熟が必要であると考え、女性の婚姻開始年齢を18歳に引き上げることとしたと説明されています。